18年ぶりにバトルロワイヤルを見て思った事。
どうも“おたけのこ”と申します。
40手前の技術職を生業としているものです。
いやー気がつけば周りから若いと言われることはめっきりと減る年になりました。
いわゆる折り返し?的なことを耳にすることもちらほら。
GWという状況も手伝い、のんびりと観葉植物に水をあげていたら嫁が友人のところに遊びに行くと出かけたので一人時間を満喫しようと思い、何しようかなと考えていました。
ふと、若い頃に見た映画を見たら今はどんな気持ちになるのかな?と思い立ち。
Amazonプライムで昔の記憶を追いながら映画を選ぶことに。
するとオススメの所にでてきたのが『バトルロワイヤル』
おー懐かしいと思い見る事にしました。
当時私は20代前半。世間でもかなり話題になっていて、映画館で見たのを思い出します。
中学生たちが殺し合いをさせられるという内容。
確か何かの賞の候補にあがっていたのに審査員の方がかなりの不評を言っていて、賞は落選したが逆に話題になり大ヒットしたとのニュースを見た記憶もあったかなと。
ググってみたら映画のキャッチコピーは『ねえ、友達殺したことある?』。
今から考えても攻めてるなー
記憶を辿りながら再生をポチッと。
子供が大人を馬鹿にし社会では少年犯罪が問題になり、学校では学級崩壊などが全国で多発。
その為政府が全国の中学校の中から1クラスに無人島で最後の一人になるまで殺し合いをさせるという法案を可決。
『BR法』
現実の時代背景としても少年犯罪、学級崩壊などの社会問題とリンクしR−15指定に。
確か議員さんも規制の運動をしていたような…
むちゃくちゃな法案なんだけど、当時は現実問題提起の一翼を担っていたんだと思います。
そして出演者も今から思えば豪華。
当時はまだ若手だったんだとしても今をときめく俳優さん達。
実は山本太郎って演技上手なんだなって思いました。
今の印象が強すぎて…。
そして何よりも「キタノ」役の北野武。
あの先生の存在で狂気性が一気に増しているように思います。
正直20代の当時は話題性で見た記憶しかなかったんですが、年取ってから見ると実はおもしろい。
一見、中学生が殺し合うという悪趣味な映画なんですが 、
不安や恐怖心が溢れた時の人間の弱さであったり、ちょっとしたきっかけで感情がコントロールできなくなってしまったりすることを中学生を使ってうまく表現されていたんだなと、今は思いました。
ラストも実は若者に向けての監督からのメッセージがあったんだと思えるように。
改めて若い頃に見た感想とは全然違う感想を持ちました。
そう思うと意外と年取るのも悪くないんじゃない?
と。